勉強してみた。
入院中に今日の外科看護の進歩に感心した私です。
私が病院退職する時位がちょうど医療の変換期で
例えば ガンの告知も患者さん本人にされるようになりました。
それまでは 『ガンになる可能性があるので手術しましょう』と言うのが一般的。
意味のない術野の剃毛。ホント産毛までに剃刀当ててたんですよ。術後感染予防とか言ってね。
術者の手洗いもブラシでガシガシと肌荒れするほど洗ってました。
OPEが数例ある時は悲惨(泣)
OPE後の痛みも色々工夫はされてましたが
・切ったのだから痛いのは仕方ない。
鎮痛剤に依存症になる。だからなるべく我慢しろ!みたいな根性論みたいなのがありましたね。
痛みは積極的にとって ぐっすり眠らせ しっかり食べさせ どんどん離床させる。
こうでなくちゃね!
実際自分が痛みに耐えてみると
心身ともにどれだけダメージ食らったか実感しました。
医学的にはやはり腹腔鏡OPEが普及したというのが大きいでしょうね。
今までのように
ミゾオチから オヘソの下までガバッと切ってたものが最小で済むようになったのでOPE後侵襲も軽くなりました。
でも 反対にメッサーとしての細やかな切開 剥離 結紮 縫合などの技術が廃れて行くのかな?と心配でもあります。
今 看護学生の友達が教科書を持ってきてくれたので
読んでるんですが
こんなに深く広く勉強するのかと驚きです。
と 同時に看護協会が言うように 学校は四年生大学にして じっくり勉強出来る環境にしてあげるべきだと思いました。
この内容を三年間ではきつすぎるし
これだけ修業した人に専門学校卒と言うのも おかしな話です。
今日は 珍しくアカデミックな内容になりました。
Ns.D